ノースショア

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 Na Leoというコンテンポラリーハワイアンを代表する女性3人のボーカルグループがあります。

 Na Leoというのはハワイの言葉で「暖かいハーモニー」という意味なのだそうですが、デビューから30年以上経つ現在も、美しいハーモニーを聴かせてくれます。

 このグループの代表曲”North Shore Serenade”は日本でもお馴染みですが、とてもきれいなメロディラインの曲なのに、誰かがカバーして歌っているのを聴いたことがありません。

 米国ではよくカバーされており、私も初めてこの曲を聴いたのはパールハーバーの海軍基地のオフィサーズクラブで、無名のハワイアンバンドがカバーしていました。

 この曲を初めて聴いて以来、ノースショアというのがどのような所なのか気になっていました。

 ハワイは何度も訪れたことがありますが、よく考えると海上自衛隊にいた時に仕事で訪れた記憶ばかりで、しかも船で行ったことの方が多いことに気が付きました。

 つまり、パールハーバーに入港して、その海軍基地の中を動き回っていただけなので、オアフ島の観光名所などはかなり前に一度回っただけなのです。

 船でない場合にはワイキキにホテルを取りますが、朝食をホテルで取り、夕食に街に出るだけで日中はパールハーバーの基地内にいることが多く、街や名所をよく知らないのです。

 そこで一度はプライベートにハワイを訪れてみたいと思っていたのですが、海上自衛隊を退官して商社に再就職し、カリフォルニアにある会社の取締役への出向を終えて帰国するときにその機会ができました。

 日程の都合で長居ができなかったのですが、ノースショアだけは見ておこうと思っていたので、空港でレンタカーを借り、到着の翌日、その車で出かけました。

 元は航空会社勤務でハワイには何度も来ている家内もノースショアは初めてだということでした。

 ワイキキの喧騒を出て、西へしばらく走り、オアフ島の中央部から北へ向かう道に入ります。対向車もほとんど来ない山道が続き、しばらくすると反対側の海に出ます。

 海沿いの道は米国本土の田舎の道のようなのどかさで、ワイキキの賑わいがウソのようなローカルな雰囲気が漂っています。

 ところどころに民芸品を売っている店があったりはしますが、それほど多くはありません。地元の人が集まる古くて小さなレストランがいくつかあり、その中の一軒で朝食にしたのですが、ハワイを意識した特別なメニューでもなく、ごく一般的な朝食のメニューでした。

 つまり、観光客向けの沿道ではないのでしょう。しかし、ハワイに住むとしたらこの辺がいいなと思わせる居心地の良さがありました。

 もともと大都会での暮らしが好きではないので、日本でも山あり海ありの湘南がお気に入りで都会に住むつもりはないのですが、ハワイでもワイキキ近くの便利なところよりも、この北側の海辺が肌に合うようです。

 ノースショアには小さいローカルなヨットハーバーがあり、アメリカにしては小型のヨットばかりが係留されているのも好ましい雰囲気です。

 本当はこの海岸沿いの道を走り抜けるだけではなく、横にそれて山の中に入ると”North Shore Serenade”に謳われた素晴らしい景色を見ることが出来るのだと思いますが、それは次回の楽しみに取っておきます。

 このローカルな道をしばらく行き、島の北東端から南に下がってくると観光地としてお馴染みのポリネシアン文化センターなどが見えてきます。

 それから先はだんだんと賑やかになり、ワイキキに戻ってきます。

 このオアフ島の東側半分をぐるっと回ってくるドライブは半日あれば楽しめるコースですので、是非お試しください。

 オアフ島は中央部にはびっくりするほどの大自然があり、キャンプなどをしながら探索すると楽しいだろうなと思っています。

 ワイキキで食事をしてアラモアナで買い物をするだけがハワイ観光ではありません。

 ちなみに、この時訪れた際には、インターナショナル・マーケットプレイスが大改修の最中で入ることが出来ませんでした。

 今頃はもう再オープンしているかと思いますが、あの独特の雰囲気がどうなったのか、早く見に行きたいと思っています。

 

 お薦めの一曲 :ノースショア・セレナーデ

https://www.youtube.com/watch?v=cgKnSehg-r8